尾上釜 般若勘渓作

242,000円(内税)

商品説明

尾上釜 般若勘渓作

 本作は、絹肌に意匠としては、蓮を散らし、楽を奏し、香を薫し優雅に舞う飛天、天蓋の瓔珞の下に座す仏像、沙羅双樹の華、また、胴の正面には「高砂」、背面には「尾上」の文字が鋳出されている。また、釜の裾には華唐草がぐるりと廻り、鐶付は獅噛、共蓋には竜頭の撮みが施されている。総体に趣き深い釜である。

※「尾上釜」は本来、播磨の尾上神社所蔵の朝鮮鐘を模して作られた釜であることからこの名がついたようである。能楽「高砂」では竹杷(たけさらい)と杉箒を持った尉と姥が囃子にのって静かに歩み出て「高砂の 松の春風 吹き暮れて 尾上の鐘も響くなり〜」と謡う場面は夙に有名である。

●作家プロフィール
昭和8年高岡市に生まれる
昭和44年第16回日本伝統工芸展初入選
        以後30数回入選
昭和46年第1回伝統工芸日本金工展初入選
        以後30数回入選
昭和47年日本工芸会正会員に認定
昭和48年総本山善通寺済世橋の真言八宗文字入り大擬宝珠製作
昭和57年第13回伝統工芸日本金工展奨励賞受賞
昭和60年第15回伝統工芸日本金工展朝日新聞社賞受賞
昭和61年大徳寺黄梅院伝来紹鴎所持霞尾垂釜写製作
昭和61年人間国宝香取正彦先生の梵鐘研修会受講
平成4年石川県文化財日本武尊尊像解体修復
平成7年名古屋三越個展
平成10年日本橋三越個展
平成13年宮内庁正倉院の依頼により正倉院宝物「砂波理加盤」複製
平成17年宮内庁正倉院の依頼により正倉院宝物「黄銅合子」複製

寸法

口径(耳から耳まで) 18.0cm
高さ21.5cm
箱 共箱

※こちらの商品はお届けまで10日程度頂きます。

こちらの商品に関するお問合せは…
03-3260-3727
担当:佐藤まで
店頭購入・お取り置き他
ご相談承ります
受付時間 午前9時〜午後5時
(土曜・日曜・祝日、当社指定休業日を除く)

その他の詳細情報

販売価格 242,000円(内税)
在庫状況 在庫 残り 1 です。