【展覧会ご案内】銀河釉 中尾哲彰 作陶展


 ギャラリーきほうにて、「銀河釉 中尾哲彰作陶展」を開催いたします。茶道具をはじめ、鑑賞としても楽しめる中尾哲彰先生の新作を一同に展示いたします。この機会にぜひご高覧くださいませ。


会期:2019年4月2日(火)~8日(月)

会場:大有ギャラリーきほう (〒162-0827 東京都新宿区若宮町27 TEL  03-3260-3727)



冬銀河


作品のご紹介

冬銀河
雪や霜の白や銀が織りなす「冬銀河」




銀河釉の作品は、ほかの焼き物では見られない、複雑な色の変化と、無数の星がキラキラときらめくような釉薬が特長です。





冬銀河
優しい若葉をイメージさせる「春銀河」




作者の中尾氏は、32歳のときに網膜はく離で一度は光を失いかけました。
病気から回復するうちに、同じように辛い思いをしている人が元気づけられるような「優しい光、あったかい光、人を包み込むような光、そういう光が感じられるものをつくりたいと思って」あたらしい焼き物づくりに打ち込んだといいます。





冬銀河
夏の夜空に星をちりばめたような「夏銀河」




大学時代に哲学者を志した中尾氏は、持ち前の学究精神で、
世界中の文献を読み、釉薬を調合しては実験を繰り返しました。
データをとり、研究を続けるうちに、釉薬のなかに含まれる金属元素を結晶化させる方法を見つけ出します。
そして6年の月日をかけ銀河釉を生み出しました。





冬銀河
秋の装いを感じる「秋銀河」茶碗




 

銀河釉は現在、フランスのルーブル美術館を始め、世界でも高く評価されています。
全く同じ色合いのものが存在しない銀河釉の作品を、ぜひ間近にご覧ください。





冬銀河
きれいな栗色が特徴の「睦月銀河」